最も安心、確実な遺言書である公正証書遺言の作成の流れです。
自分の財産をノートなどに書き出してみます。
次に簡単な家系図を書いて、相続人を確認しておきます。
これらの確認作業のために、市販のエンディングノートを使用することをおすすめします。
誰に、どの財産をあげるか決めます。遺留分などの法律面はもちろんのこと、税金や感情、相続の手続き等考慮して決めていきます。
公証役場にて最初の打ち合わせをします。
行ったその日に遺言書が作成されることは原則ありません。
不足書類の確認や次回の打ち合わせ日時などを決めます。
公証役場に出向いて、または電話、FAXなどで遺言の内容をさらに詰めます。
決定した文面はよく確認しておきます。
遺言書を作成する日時を決めます。
公証役場での遺言書作成当日、証人が2人必要です。
知り合いの方でもかまいませんが、相続人などは証人となれません。
公証役場や司法書士や行政書士など専門家に手配してもらうこともできます。
作成当日、遺言者、公証人、証人2人の立ち会いのもと、遺言書を作成します。
作成後、遺言者には遺言書正本と謄本が渡され、原本は公証役場にて保管されます。
公正証書遺言の場合、実際に相続が発生した後すぐに、遺言書正本または謄本を使用して相続の手続きを始めることができます。
自筆証書遺言とちがい裁判所での確認手続きは不要です。
公正証書遺言を作成するために以下の費用が必要になってきます。
公証役場への手数料
財産の価格、遺言の内容によって法律で決められています。
証人(立会人)への手数料
専門家や公証役場などで証人を手配する場合、証人への手数料がかかります。
証人1人につき、1万円前後かかります。(証人は2人必要です)
戸籍謄本取得などの実費
戸籍謄本や印鑑証明書、不動産登記簿、固定資産評価証明書などの書類を
取得する実費が数千円必要です。
専門家への報酬
専門家に遺言書作成のサポートなどを依頼する場合に必要です。
各専門家や事務所によって費用はバラバラですので、問い合わせが必要です。
浦和公証センター
埼玉県さいたま市浦和区高砂3丁目7番2号タニグチビル3階
電話:048(831)1951 JR「浦和」駅西口下車徒歩約10分
大宮公証センター
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7番地5ソニックシティビル8階
電話:048(642)4355 JR「大宮」駅西口下車徒歩約5分
川口公証役場
埼玉県川口市本町4丁目1番5号高橋ビル2階
電話:048(223)0911 JR京浜東北線「川口」駅東口下車徒歩約2分
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